少し上向くEnoのメモ

えのころ草をはじめ、気分が上向く物のカケラ集めのブログです。

椿散歩のおすすめ。紅白椿のデザインは最高の運気だと思いませんか。

3月の今、紅の椿は最後の花盛り。純白の夏椿は、まさに芽吹きの時。椿散歩と、紅白椿のデザインに注目してみませんか。

春を1番に告げてくれる椿の紅と、夏にたった1日で散ってしまう夏椿の白を、シンプルに身近に味わいたいと、デザインと椿について調べました。そして、椿に注目して散歩する椿散歩でとても楽しい時間を過ごせました。桜の開花を気にしすぎて、他の楽しみを見逃さないように、あえて椿に注目してみました。

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1  椿は「木」に春が来る、鳥が来る

2 夏椿は、木陰を作り涼しい白を添える

3 椿と夏椿のデザインは「時」を現す最高のもの

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1  椿は「木」に春が来る、鳥が来る

寒い時に咲く花は、昆虫をあてにせず、鳥を意識しているといえます。

寒椿のようにサザンカの系統が混ざっていてまさに寒くなると咲く種類はなおさらです。

まだ寒い早春に早々咲く椿にも、小さな鳥が出たり入ったり。

散歩する人間からすると、なぜ今と思いますが、そこに飛んでくる鳥を見ていれば、もう咲いている事が納得できます。

津軽海峡などを渡り、渡り鳥たちは2月には私たちの身近にすでにあらわれていて、メジロオナガなどは、寒の戻りがあっても、もう春爛漫といった感じで飛び回っています。

椿にメジロという風景、実は梅にウグイスより、私たちはよく見ているはずです。

そして、サザンカにはピンクが多く、すっかり平らに開きますが、椿は紅に黄色の長いめしべおしべでちょっとつぼんだぐらいが満開です。

そして、ある日花ごとポトリと落ちるから、武士の時代からちょっと縁起を気にする花だとか。

でも、別な味方をすれば、椿は縄文時代から生き残るのに成功したすごい木です。しかも、ゆっくり着実に根を張って、東日本大震災津波でも生き残ったものもあり、塩害にも耐える強い木です。

長寿の象徴です。さらに紅はパワーを象徴する色ですから、最高のパワー植物といえます。

花の落ち方を持って、縁起が悪いと言わずに、その潔さとゆっくり根を張る着実さを散歩の際は感じたほうが気持ちが良いです。

2 夏椿は、木陰を作り涼しい白を添える

そして、紅の椿がポトリポトリと落ちるころ、夏椿の新芽が吹くんです。実は椿は寒い地域でも群生するのですが、夏椿は寒さに強くないので、本州でも北の方では見られません。

もし、寒い地域にお住まいの方がいらしたら、夏に関東地方などを訪れる際には、ぜひ公園で夏椿が植えてあるところに立ち寄っていただけたらと思うんです。

夏椿の花は、一輪一輪が、1日だけの開花です。ですから、旅行などで夏椿に出会ったら、それは本当に運命だと思います。花言葉は「儚い美しさ」ですが、逆にこの1日に出会えた奇跡と捉えても良いのではないでしょうか。

椿散歩、ここからの楽しみは、椿に鳥と夏椿の芽吹きです。

桜に負けていないと思うんです。

 

3 椿と夏椿のデザインは「時」を現す最高のもの

    ↑「山田平安堂」の夫婦椀

椿は、長い時をかけて育ち、咲き誇るという意味で、長寿を意味します。そして、白い夏椿は、その一日に咲き誇る、儚さで時を象徴する花言葉がついています。

つまり、紅白の椿をあしらったデザインというのは、「時」を感じるのに最高の組み合わせだといえます。

そこで、紅白の椿をデザインした物を探してみると、なんと夫婦椀で日本古来の漆器で、そのデザインを見つけました。

宮内庁御用達 山田平安堂」さんのお椀です。お値段ははりますが、なんて素敵なんだろうと、みとれました。

他にも茶器紅白の椿がモチーフのデザインがありました。

アクセサリーで色は紅白ではないですが、椿のものも大変素敵です。

桜よりもオールシーズンいけそうなデザインばかりです。

いっそ自分で絵をハガキに書いて気分に浸ってもいいなとも思い始めました。

椿散歩と椿をデザインとして捉えて、椿の絵を自分で書いてみるのもよいのではないでしょうか。

椿は日本原産の植物で、世界に広がって人々を魅了する花です。

縄文時代から、私たちと共にあってくれて感謝です。

今回は、デザインに注目しましたが、椿茶などその実用的効果にも注目が高まって、商品が普及してきました。それについては、また近々描けたらなぁと思います。

読んでいただき感謝です。