少し上向くEnoのメモ

えのころ草をはじめ、気分が上向く物のカケラ集めのブログです。

ガリゲットから表参道駅までの3分、あの灯籠に至る心の移動距離はてしなかった。

あのガリゲットのいちごミルフィーユ。鮮やかで美味しい空間から移動時間3分、慰霊碑と灯籠に至る

ほんの3分歩く間に、心が大移動することがあるのだな、と思ったので、記録する事にしました。

IVEのメンバーが訪れて話題が再燃という事で、憧れていた焼きたてミルフィーユのお店を家族と訪れました。

家族の目的は、渋谷からの聖地巡りと、表参道のガリゲット。いちごミルフィーユ。

ガリゲット。「五感で楽しむ」とHPにある通り、空間全体が素敵。

店を出て、表参道駅の周辺で立ち止まり、見渡して「五感で感じとる」約79年前の戦火。

通りが広い場所に来るたび、街路樹が整然と植えられている場所を見るたびに、感じ取る、「焦土」という言葉。この足の下、地層には確かに焦土が刻まれているはずだと気付く石碑の文です。

今週のお題「大移動」。心の移動距離が大きかった事についてです。

1   家族は韓国アーティストの聖地巡り。それこそが今。

渋谷駅、ロフト開店より早く着き、空いている向かいのIKEAでソフトクリーム、、、。これも聖地巡りの一つとか。

ロフト前の角には、小さな石碑が一つ。ここから坂の入り口。大昔からの。

この石自体は、現代に入ってのものだそうですが、ここに石がある意味は江戸時代まで遡りそうです。

道の起点や要所に石碑を立てる、。

石は、何かを時を超えて残すことのできる手段の一つだな、と思います。

上は閉店時の歯車がぴったりのもの。

あ、歯車が動いた!!!

開店です。

そんな1日の始まりから、昼過ぎに渋谷から、スマホマップ片手に表参道、ガリゲットを目指します。

このような機会でもなければ、私が歩くことはない道ですね。

2  渋谷から表参道まで。「変化」という感じがする

一本細い道に入ると、あちこち、改装が目に入ります。

でも、テナント募集というのはあまりなく、次のおしゃれな店舗がもう決まっている様子。

渋谷は賛否両論ありながらも、確実に新しく変化しており、そこにコロナ禍とその後が押し寄せて、変化の波が来ている雰囲気。

そして着いたガリゲット表参道店。

いちごミルフィーユを頼みます。

聖地巡りっぽい方も若干名。

外では韓国の言葉が沢山聞こえました。

「こんな素敵な食べ物あるんだね」

そしてよいかおり。。。。

3 表参道駅出口すぐの灯籠と石碑

みずほ銀行手前で、区政60周年記念事業で建てられた石碑が一つ。

前から、多くの方のブログで読ませていただいて来たこの場所。

ここだったのか。目指して歩いて来たわけではないけれど、すぐにわかって、この建物を目指して、空襲の火の海から逃れようとたどり着いた場所なのだなと。

石灯籠の台座が欠けている。

こんなにも広い道路が、建て込んだ現代で、縦横に作れるのは簡単な事ではないはずですね、、、。

一度焼け野原になっていなければ、ありえない区間のように感じられます。

当時生き残った街路樹数本もそのまま存在していると読みましたので、通りを巡りたかったのですが、残念ながら時間がありませんでした。

今年の5月でこの場所が焦土と化した時から79年です。

紛れもなく、79年という月日の延長線上にミルフィーユを食べる自分と家族がおりました。