「あんこ」の定義に愛がある「日本あんこ協会」。和菓子の構成要素と、さっぱり述べてるWikiとの違い。
あんこってそもそも何?と思い、生まれて初めて「あんこ」と検索。
とうとうタネまで調べてしまった、このお題。
さらに「あんことは」で上位で検索表示されたのが、日本あんこ教会。
あんこの歴史からの定義、料理までさまざまな事が、読みやすく掲載されていて驚きでした。
あんこの定義については、
Wikiに書いてある表現との違いがとても面白く。
あんこという物自体の守備範囲の広さを示している!?
今週のお題が「あんこ」でよかった!!
1 「あん」と「あんこ」が微妙に違う
餡というと、別に小豆じゃなくてもよいという説明。例えば、餃子やしゅうまいの餡、といえば中身ですし。
けれど「あんこ」というと、小豆で作った和菓子の一部、という風に表現した説明が多いのです。
今週のお題で「あんこ」って表現されていることで、あの甘い大豆でできた餡をみんなで想像できるというわけです。
桜とあん、ではなく、桜とあんこ、という表現の方が、色まで思い浮かびますね。
2 和菓子の一要素か、主役か
Wikiやその他のページでは、和菓子の構成要素として説明されているのに対し、「日本あんこ教会」では、
「あんことは、小豆などの豆類、
サツマイモ、栗などを煮て砂糖を
加えて練ったものです。」と表現しているのです。
「あんこ」の実態に1番あっているように思うんです。
大豆に限られたものではないですし。
さらに、あんこを純粋に物として捉えた定義と、あんこを感性的に捉えた定義で分けて定義を示して、なるほどなぁと。
「あんこ」というものを表現するのにこんなに工夫しているHPってあるのだなぁと、なんとも言えない気持ちになりました。
この表現を借りると、「物性的定義」と「感性的定義」にわける、というわけです。
そういう物の見方、観点の違いを意識できたら、意見が合わない、ではなく、どちらから見ているか?の違いだけだったりすること、あるよなぁっという、とにかく「なるほど」だらけです。
よかったら「日本あんこ協会」さんのページ、検索してみてください。
それに、「あんこ」を昔ながらの和菓子の甘い部分だ!と思っている方に、砂糖の歴史もオススメです。
ご存知の通り、砂糖は江戸時代初期まで日本では高級品ですし、塩と並んで歴史を動かすほどの調味料であったとも言えそうな調味料さまです。
砂糖は新しい調味料だという認識だとすると、弥生時代に遡る「あんこ」の歴史上、あま〜いあんこは新しい事になります。
だから、甘くないしょっぱいあんこも存在する訳です。
3 たい焼き屋さんとあんこ
あんこと言えば、たい焼きです。
たい焼き屋さんの自家製あんこが人気というお店はいっぱいあります。
昔、近所にあった、たい焼き屋さんは、黒あんと白あんがメニューでしたが、最近では白あんではなくクリームが選択肢の主流となりました。
クリームとあんこ。どっちのたい焼きが好きですか?
子どもはクリームですが、大人は?
年をとったら何故かあんこ系が美味しく感じたり。
たい焼きは、中にしっかり砂糖の甘さがないと、たい焼きらしくないですね。つまり、たい焼きは砂糖が当たり前に手に入らないと超高級品になってしまいます。
従って、たい焼きの始まりは、、。
色々な甘い焼き菓子が登場した明治時代が正解です。
あんこ自体は、小豆を練ったという意味では飛鳥時代あたりにまで遡るので、たい焼きよりあんこは当然歴史が古いです。
4 コーヒーと合うあんこ菓子
コーヒーと合うと私が思うのは、小麦粉とあんこが組み合わさったもの。お米系ではなくて。
つまり、たい焼き、どら焼き、
あんぱん。
お花見でコーヒー飲みたい方は、団子よりあんぱんだと私は思います。
当然コーヒーはブラックで。
以上、あんこについて色々考えてみました。