子どもの時、まったく魅力がわからなかった栗菓子たち。栗羊かん、モンブラン、栗ドラ焼き、マロングラッセ。
子どもに取られず、独り占めできる秋スイーツといえば栗とカボチャ系。なぜか子どもが寄って来ないのです。私も子どもの時はおいしさがわからずでした。
栗スイーツは大人のための贅沢スイーツなのですね。年々おいしさが沁みる気がしてます。
1 マロングラッセと紅茶が沁みたら大人。
マロングラッセほど、小さいときに食べれなかったお菓子はないぐらいです。お酒のにおいがするし、薬のような渋い香りに思えて。。
これがまた、金ピカの包みな物ですから、すごくワクワクして開けてびっくり、嗅いでがっくりというギャップに何度もやられています。
調べたら、千疋屋やロイズなど、フルーツやチョコレートのが先行するスイーツ屋さんからも出ていました。
そして何十年も経過し、スイーツからマロングラッセを完全に除外しておりました。
しかし、年を重ねてコーヒーと紅茶に合うスイーツが、美味しいスイーツであるとおもうようになってから、マロングラッセって味が濃くて案外食べれるかもと思い始めました。
そして本当にここ数年で、食べれるようになったんです。
ケーキ丸一個食べるより、はるかに少ない罪悪感で、ちびちび食べてコーヒーも紅茶もゆっくり楽しめるようになりました。
練ったり混ぜたりしたケーキやクッキーより、地味で小さくて、ベタベタしているマロングラッセ。
大人になって初めてわかる最高の秋スイーツですね。
2 栗羊羹にはコーヒーです。
栗羊羹と言ったら、このようにゴロゴロ栗が食欲をそそるのですが、
私が試して、すごく栗の風味がよくするオススメの品は、ゴロゴロ栗じゃないタイプの一口羊羹です。(上の写真)
栗を餡子とすっかり混ぜたタイプ。
通常の餡子だけの羊羹より、さっぱりしていて、ちょっと洋風な香りというか。
コーヒー似合うんです。すごく。
和菓子ってシンプルに砂糖の味がしてサッパリしているので、案外まろやかなコーヒーと合うんだなぁと。
逆に生クリームを使ったモンブランなどは、味が濃いので、案外サッパリした緑茶の方が、飽きずに食べれるように思うんです。
3 縄文の昔から栗、栗、栗。お餅より先にあったもの。
北の方ではドングリは実らず栗が食べられていたとか。
お米が伝わるはるか前から、栗は人間を養って来たということになります。
なるほど。フルーツなどと同じで、栗そのものをお取り寄せも贅沢な方法ですね!
栗拾いさせてくれるところもありますもんね。
栗にいるムシのこと、母が栗チョッキリって呼んでいたのですが、勝手に母が付けた呼び名だと思っていたら、チョッキリムシっていう呼び名がある事を最近になって知りました。
青森など、栗の木が豊富な地域では、栗拾いは身近なのですね。
虫もクマも人も古今東西、栗が好きなんですね。
秋の夜長に栗スイーツが止まりません。