少し上向くEnoのメモ

えのころ草をはじめ、気分が上向く物のカケラ集めのブログです。

運動会の秋空にツバメは飛ばない?再び戻って来られる確率は50%以下。

ツバメ去る9月。もし今飛んでいたら、東南アジアに行く旅の始まり!長くて寿命は3年ほど。もう一度同じツバメに会えたら奇跡かも。

 

最近ツバメ見ましたか。9月は燕去月というとか。日本は寒くなるから、南へ旅立ってしまうんですね。

春にツバメを見ると、今年も渡って来たなと思うけれど、巣立って気付くと去ってしまい、今年最後のツバメって意識したことはなかったです。

ツバメは夏鳥。世界中にいて、2000キロ以上の旅をしている鳥です。国境なんて、全く関係ないですね。

1 ツバメはいつ来ていつ去るの?

3月下旬には日本に来て、北海道にも営巣するとか。日本中に春を告げるという事ですね^_^

去って行くのは、9月10月という事ですが、9月終わりには大部分が南に渡っているとか。

種類によっては留鳥で、一年じゅうみられる物もいるそうですが、個体数でいったら少数派。

この時期にツバメを見かけたら、珍しいことと言えそうです。

夏休みには当たり前のように飛んでいたのに。

2 ツバメの6割近くは、日本に再び戻れない。

ツバメの7割ぐらいは一年経たずに死んでしまうそうです。

成鳥になる前に、カラスなどにやられてしまうのです。

 

日本に戻って来られるとしても、二回ぐらいでしょうか。

毎年同じところに巣があるなぁと思っても、同じ鳥とは限らないのです。

時速200キロも出るというツバメが、捕食されるなんて、と思いますが、巣立つ前にカラスに襲われたのを何回か見かけた事があります。

成鳥になれるかどうかという事が、大海原を渡れるかという事以上に、関門と言えそうです。

3 トンボとツバメ、どちらが早い?

調べてみると、ツバメが倍速でした。

よく夏の空に、両方飛んでいますが、トンボが最大時速にして100キロ。ツバメは200キロとありました。

高速道路の車など余裕で追い越せるのがツバメ。やはりトンボの捕食者だけありますね。

 

4 毎年見るツバメ。個体としては一期一会。

これは、スズメにも言えるのですが、よく見る鳥も一期一会という事なんです。

スズメも寿命が2年切っています。

今電信柱に停まっているスズメも、春夏秋冬を2巡で来る事は奇跡のように生き延びた者のみという事です。

ツバメも10羽いたら、来年また帰ってこれるのは4羽いたら良い方です。

もしまだツバメが飛んでいたなら、心から、また来年!という気持ちになりますね。