少し上向くEnoのメモ

えのころ草をはじめ、気分が上向く物のカケラ集めのブログです。

ツツジとハナミズキ、寿命が10倍違う。さてどちらを植える?

寿命の長さで考えると、植えるべきはツツジ?それともハナミズキ

もし庭があって、そこにどちらかを植えるならば、私は花水木を選びます。もし二つ植えたとしたら、4月のハナミズキ、5月のツツジ、と花咲きリレーを楽しめるこの組み合わせ。

 

でも、ツツジは約800年の樹齢をもつ株もあるほど、長寿で有名な木。

ハナミズキは??

実は80年ぐらいが寿命の目安で、日本に自然に生えているものはほぼない、公園や街路樹、庭木向けの木です。

公園には、ツツジハナミズキが両方植えてあるのをよく見かけますが、両者の寿命は10倍違うと言っても過言ではないのです。

1  人と共にある日本のハナミズキ

ハナミズキは、日本にもともとある、ヤマボウシとは似ていますが、主にアメリカからやってきた樹木で、自生は見られません。

「紅葉が楽しめる」と説明に書いてありますが、街の中での紅葉です。

街でしか見られない木ですから、日本においては明治以降に、人と共にあった木と言えると思います。

2 ツツジ奈良時代にはあったから

館林つつじが丘公園のツツジは樹齢800年のものもあるといいます。1200年代に芽吹いたツツジ、、。

鎌倉時代に種が落ちたという事になりますから、人間が色々歴史を重ねている間、淡々と葉っぱを増やし、毎年5月ごろには花を咲かせて、800回近く花を咲かせたということに。。。ロマンがあります。

3 つまりツツジハナミズキ

公園にあるツツジは、そこが公園である限り、何百年も生きる可能性がありますね。

けれど、庭に私が今から植えても、何百年も同じ環境を維持できる可能性がちょっと低いような。

ツツジの寿命は壮大すぎて、庭に植えるにはちょっと躊躇してしまいます。

木の大きさでいうなら、2メートルほどですから、庭木に人気も納得なのですが。

一方、ハナミズキは、自生するほど強くありませんから、街路樹や庭木で他の木と競合せずに管理された環境でしか生きられません。

さらに、8メートルぐらいの立派な木になりますが、寿命で言ったら、80年ほどと言われます。

実は街路樹でも老木となり、立ち枯れてしまっているものもおおくなっているように見えます。

80年というとなんとなく、庭木にもちょうどよいように思えます。

ハナミズキ、杉のような大木にはなりませんが、木材としても強度があるようです。

もし、朽ちてしまったら、木を使って小物を作って想い出にするでも良いかもしれないですね。