その金木犀、1000年先まで香るかも。沈丁花、寿命は長くて30年。秋と春を告げる香木の寿命の長さは余りに違う。
金木犀が香る季節になりました。
なにせ、金木犀は1000年以上生きるとか。
金木犀のその香り、ひょっとしたら、藤原道長の頃から同じ木から薫っているのかも。 と思いたいですが、日本に広まったのは江戸時代だとか。長寿な金木犀について書いてみました。
1 金木犀と沈丁花、どっちを植えたい?
私は、意外に短命な香木、沈丁花を選びます。もし、15年前に木の状態で沈丁花を植えたとすれば、すでに時が経過しているので、突然枯れるなんてこともあるかもしれません。
沈丁花はデリケートで、移植しようとある日プランターから地植えにしたところ、枯れてしまった経験があります。
それでも、短命だからこそ、沈丁花をえらぼうかなと。
金木犀は、長寿の代表。
三島大社の金木犀(うすきもくせい)は、樹齢、1200年を超えるそう。
1200年前と言ったら、894ハクシに戻そう遣唐使より前の時代です。
自分のご先祖さまも代々嗅いだのかなぁ。
と思いきや、日本に広まったのが江戸時代。中国から広まったそうです。
金木犀は、秋の薫りで日本の雰囲気を変えましたね。
ただ、自分が植えた植物が千年先まで生きる力があるってちょっと畏れ多いし、果てしないですね。
もっと言うと、1000年生きるものが、1年で枯れたら、凹む気がするんですよね。
そう考えると、香りは嗅ぎたいけれど、せいぜい15年から30年までかなぁと。
2 世界三大芳香木のうち、沈丁花とクチナシは30年がやっと。
世界の木の中でも、香り高い三つ、これが沈丁花、金木犀、クチナシです。
三つとも身近に味わえるなんて、贅沢中の贅沢。
木にしては短いですね。
それに、花自体の寿命も短く、咲いたらすぐに劣化してしまいます。
4 金木犀の香りを慈しむ商品たち
金木犀とシアバターって中国由来とアフリカ由来で、すごい壮大な商品だなぁと思います。
秋らしくてなんだか良いですね。
家でのお線香、秋の初めにこの香りを仏壇にというのはいかがでしょうか。
秋を意識させられる金木犀の香りですが、先にこの時期にこの香りで自分や故人と秋を感じるのも良いなと思います。
最後にヘアオイル。
色々花の香りがありますが、オイルだと日によって変えられるので、シャンプーより、なんとなく使いやすいような。
今も昔も金木犀、なんとも言えない秋の香りで、もの寂しい気持ちにすらさせられるこの時期です。
皆さんのところでは、もう薫っていますか。
暑い中ですが、開花直前の地域が多そうですね。