少し上向くEnoのメモ

えのころ草をはじめ、気分が上向く物のカケラ集めのブログです。

敬老の日に向けて、要介護である家族に旅行をプレゼント。諦めていた家族旅行を実現する介護業界のパイオニア企業をご紹介。

「あきらめていた「家族旅行」をもう一度」と呼びかける、株式会社ハンディネットワークインターナショナルの「グッドタイムトラベル」を紹介させてください。

家族が介護状態となり、物理的な多くのことが不安で、「家族旅行」という発想自体を諦めている方って多いのではないでしょうか。

私は、家族が病床にあって、青空や綺麗な海山を、ほんの1時間でも見せる事が、どれだけ難しいかを知りました。

たとえこのサービスを利用する予算がなくたって、お金を貯めたら、旅行が実現できると思たら、それは希望ではないでしょうか。

1 「グッドタイムバケーションと」、専門家と企画から相談、当日も同行するサービス。

介護関連の製品開発から各種事業を福祉事業ではなく、ビジネスとして成長させたパイオニア企業が、株式会社ハンディネットワークです。

創業者は車椅子社長と呼ばれた業界の先駆者、春山満氏です。

現在は息子の春山哲朗氏が社長を勤め、ご自身の経験も踏まえながら、さまざまなサービスや製品を手掛けています。

「望まれながら 提供されていなかったサービスを提供する」

という紹介の通り、諦めていた、要介護状態にある家族との旅行を実現する旅行商品を提供しており、それが「グッドタイムトラベル」です。

個人向け旅行サービスは、「グッドタイムバケーション」という商品があり、介護のプロフェッショナルが企画段階から相談に乗ってくれ、旅行にも介護職の一定以上の資格を持ったプロフェッショナルが同行してくれる、という旅行商品です。

 

家族が旅行で、ケアする事で忙しくなるのではなく、「トラベルケアアテンダント」というプロフェッショナルが同行して、ケアはその方にお任せ。

みんなが旅行を楽しめる、という、通常の旅行会社の商品とは全く違う商品だと思います。

子どもが楽しむ場所に旅行先で行きつつ、要介護の方は、温泉にゆっくり浸かって、夕飯でお部屋で合流するとか、本当に夢のような、遠慮や不安を越えた旅が実現できそうです。

2 「時」を提供するビジネス

「グッドタイムツアー」という施設向け日帰り旅行サービスも手掛けているから、スタッフの方の経験も豊富なのかなと思います。

旅行に行くことが目的ではなく、満足できる「時間」を明確にサービス、商品としていると感じます。

こんなところに行きたい、思い出のあの場所に行きたい、という自分からの矢印で一歩が踏み出せるって、すごいことだと思うんです。

旅行って、調べているうちに気づいたら、カタログから選ぶような、ここでこれぐらい費用を使う的な、受け身な内容になってしまう事ってあると思うんです。

諦めていた「家族旅行」がしたい、ここからスタートする限り、企画する人こそが主役の旅だと思うんです。

3 工夫したら、要介護の家族とも旅行できるという発想

ケアの専門家が、企画段階から相談に乗ってくれる、この事って、想像以上に大きな意味を持つ気がします。

なぜなら、普通の旅行の調べ方で、車椅子の家族を連れて行こうと企画したら、おそらく大変さや、できない事が先に立って、悲しかったり、無理な気持ちになったりすると思うんです。

それを、旅行の目的が、一緒に過ごす「時間」である、という風に商品として定まっていたら、そこには憂いではなく、工夫があるのみだからです。

無理にご当地の物を食すとか、名所を訪れるとか、そういう事を望んで企画するわけでもないですし。

長瀬智也がドラマとしては最後に出演した「俺の家の話し」という作品があります。宮藤官九郎脚本の名作で、西田敏行が要介護の能役者の人間国宝を演じた作品です。

その中に、誰もが無理だと思う、旅行を実現しようとする場面があります。

この話では、担当する介護士が企画から相談に乗る場面や、危ないところで、旅行にこっそり付き添って助ける場面が出てきます。

工夫して、一つ一つ危険予測をし、綿密に段取りを組むためには、仕事として関わるアテンダントの存在が欠かせないと思います。

結局、工夫できる事、それ自体が幸せだと思うんです。

家族が要介護状態になったあと、工夫する時間すら与えられない場合もある事を私は知りました。

経済状況は人それぞれで、ケアが充実した旅行の実現が難しい場合もあるでしょう。

けれど、そういう旅行がある、という事を知っているだけで、やれる事が以外に色々あるんだと、少しでも明るい気持ちになれたら良いなと思います。

最後に、リンクを貼っておきます。

株式会社ハンディネットワークのグッドタイムトラベルのリンクです。

もし、この企業に興味を持ってくれた方がいたら、会社名の由来や、創業者の春山満氏についてぜひ検索をしてみてください。