少し上向くEnoのメモ

えのころ草をはじめ、気分が上向く物のカケラ集めのブログです。

梅、桜の前に寝起きのロゼット、ふきのとう

ロゼットの変化が見頃です

1  ロゼットとは

2 ロゼットが、2月にかけて平面の花形から立体のツリー形へ

3 日影とひなたで、違うロゼットの寝起き

4 ロゼットのデザイン色々

---------------------------------

1  ロゼットとは

ロゼットと聞くと、石鹸のブランド、ロゼット石鹸、または飾りとしてのロゼットを思い浮かべると思います。でも、ここでいうロゼットとは、植物の春を待つ形のことです。

語源としては、「ばら」で、放射状に広がる様子を指しています。

具体的には、たんぽぽや、チチコグサ、ハハコグサ、オオバコなどなど、植物の中で、冬を越して生き残る草たちが、地面に広がって、まるで花びらのようになっているものを指します。

 

2 ロゼットが、2月にかけて平面の花形から立体のツリー形へ

ロゼットだけの見頃は12月が1番です。日が低い時が1番完璧なロゼット形となるからです。

でも2月は、ロゼットがまったく違う姿に変化していくのをみ安い時期です。

植物は1番日の光がキャッチできるよう、平面に伸ばしていた葉を、少しずつ立てています。さらに、茎を伸ばして、葉を増やし、少しずつエネルギーをキープする事から、育つ方向へと変えて行きます。

 

 

3 日影とひなたで、違うロゼットの寝起き お散歩用ハンドブック有り

ここで、日陰とひなたで、同じ草でもロゼットの立ち上がり具合が違うのです。ひなただと、すっかり茎も伸びてきて、ロゼットの形が想像できない、完璧な草に変身しているかもしれません。日陰なら、まだロゼットの形で葉っぱが少し起きているくらいかもしれません。

今の時期は、少しの光で耐え忍ぶ植物のロゼット状態と、そこから伸びようと変身する姿が両方見られるのです。

毎日変化するので、観察しがいもあり、1週間ですっかり変わるのも驚きです。

 

ロゼットの事を気にしていなかったという人も多いと思うのですが、

下ばかり向いている私には、とても元気の出る景色です。

何気ない道端に、たくさんのロゼットが、今寝起きの状態で、のびをしています。

梅の花を探すついでに、ぜひその根元の雑草を見てみてください。

 

4 ロゼットの色々

実は、身の回りにロゼットのデザインは色々あります。折り紙を挟みで切ってみると、ロゼットの形になります。

ロゼット作りの本も出ていて、とても素敵です。

ぜひ、ロゼット見のお散歩をしてみてください。

なんと、ふきのとうに言及するのを忘れていました!

ふきのとうは、葉っぱは一度枯れるので、あれがロゼットではないですが、ロゼット観察しているときに、もしで会えたらすごく嬉しい草ですね。ちょうど今、食べられるぐらいにひょっこりと大きくなっているかと思います!