絵本は3分で読めて、字が大きくて、自由がある。エドワード・ゴーリー「優雅に叱責する自転車」を再び開く。
3分で感動、30分見てても飽きないのが絵本の世界。
慌ただしくて、夜には目がしょぼしょぼの大人に、大きい文字の絵本は優しいです。
最近絵本に戻ったきっかけは、「ブレーメンの音楽隊」です。
動物が協力して悪者を倒す話しと思っていたけれど、ブレーメンに着いたっけ?着かないけど幸せになったお話しだなぁと思い出し。
「ブレーメンの音楽隊」の事は、ちょっと前の記事に書かせてもらったんです。
そこから、急にエドワード・ゴーリーの絵本を思い出して、。
「うろんな客」も好きですが、時がテーマに含まれている「優雅に叱責する自転車」がとても好きで。
もう10年以上開いていなかったけれど。
まず、装丁を見るだけで、秋色だったり、絵がおしゃれですよね。
さらに、タイトルからして奇妙。
今週のお題「最近読んでるもの」、一つ目の投稿は、1分かからないから百人一首。
二つ目は3分あれば感動できるという事で、絵本で投稿させていただきました。
1 優雅に叱責する自転車
奇妙な自転車が転がり出て、それを取りあって兄弟喧嘩をしつつ、乗った2人の子ども。
1人はハンドルに、1人はサドルに。
ペダルのない自転車は進んでいき、。
「あれやこれやに御用心」と呟く鳥をすぎ、足がいっぱい生えたワニを蹴ったら、、、、。
自転車に揺られてたどり着いた先は?
恐ろしいほど時が経過しており、降りると自転車は朽ち果てて。。
絶対もう一回読んでしまう。。。
でも、何が言いたかったのか?
強烈な想像の材料だけが、もらえてて、あとは自由なんですよね。
2 「うろんな客」は誰でもよい?
うろんな、っていう単語。
この本でしか見ないです。
ある日、奇妙なお客が家にやってきて、奇妙な行動をとります。
壁に頭をつけてじっとしていたり、
傍若無人に振る舞うんですが、結局居座って、、。
あるがままを受け入れて、家の人は一緒に過ごすんです。。
「うろんな客」って何者だったのかなぁって、なんか考えてしまうんですが。
解説では、ずっと居座ったままの「子ども」かな?とあったのですが、それもはっきりは書いてません。
結論が「ない」っていう選択肢もあるのかなぁ。
3 エドワード・ゴーリーだけではなく絵本は自由
例えば、「ねずみくんのチョッキ」。
大切なチョッキをみんなが借りて、のびきってしまうって。。。
最後にそれでブランコしちゃうって。。
「ちびくろさんぼ」、ぐるぐるまわったら、トラがバターになるとか。
とにかく、色々自由で幅広いですね。
疲れていても、いなくても。
印象で読める、絵本。
3分あったら読める絵本。
読書の秋に、絵本タイムいかがでしょう?