今週のお題「お花見」
春を迎える凄さ。菌類が侵食し、近所の桜が何本も開花を前に伐採。10年に一度の大寒波で冬眠から起きれなかった亀さんも。
今年は10年に一度の大寒波がありました。桜も亀も毎年当たり前のように次の年見られるとは限らないなぁと思った今年です。写真に写っているカメは全部で6匹です。花見をしていて、池で立ち止まっていると、亀がゆっくり寄ってきました。
餌をやったわけでははないですが、カメ→鯉→カモの順番で近寄ってきました。
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1 公園の桜が伐採。恐るべき菌類
2 亀の冬眠は命懸け
3 「毎年」のすごさがしみる春
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1 公園の桜が伐採。恐るべき菌類
冬の最中でも、桜の幹は、結構変化して、今年も花見ができるなぁと思っていました。その1週間後、公園に行ったら、最も大きい木がほぼ伐採されていました。
さらに少し離れた公園に行くと、やはり桜が根本から伐採されており、そこには張り紙が。
菌類により、中が劣化して倒木の可能性があるので、伐採されました。
といった内容。
実際、直径50センチほどの切り株の真ん中が変色しており、柔らかくなって腐食していました。
切られた木の真ん中が皆、そういう状態でした。
とても寂しい気持ちでたたずんでいると、ご近所の方が経緯を説明してくださり、他にも今後伐採が増えるかも知れないとのこと。
でも、すごくなるほどなぁという一言をくださいました。
昔から、桜は永遠ではなくて、挿し木や植え替えをしながら、景観を保ってきたよ、と。
当たり前というのは、つくづくないものだと思った出来事でした。
2 亀の冬眠は命懸け
大きな公園で花見をしつつ池を眺めていると、足元の水中に大きな亀が。甲羅が大人の肘から下ほどの大きさ。すごい存在感です。
やがて1匹増え2匹増え、10匹ほどに。
種類はミシシッピアカミミガメ。まさに外来種ですが、その前に一つの命です。
「一寸の虫にも五分の魂」
ということわざが、外来種だから駆除云々より私にはなんとなく落ち着きまして。。
すっかり花見から亀見に。
そして、調べてびっくり。
亀の冬眠は、そのまま永眠する可能性が結構あって、飼っている亀なら、冬眠させずにリスクを回避するとか。
「亀」と打ったら、「亀、ミイラ」というキーワードが連なり、土の中で寒過ぎてそのまま死んでしまうとか。
さらに、水中のいつもより深いところで冬眠するため、目覚めたあと、落ちた体力で、浅瀬がないと、息ができる水面に上がれず、死んでしまうとか。
亀は長生きの象徴ですし、昨今の外来種の駆除など見ていると、どんどん増えているように思っていたので、やはり当たり前に生きているということはないんだなぁと思ったのです。
3 「毎年」のすごさがしみる春
「毎年という奇跡」と表現したら大げさかも知れませんが、毎年の桜、出てくる亀、花見で食べ物を必死で探すスズメやカラスも、やっとこさの春ではないでしょうか。
スズメやカラスなどは野生では3年ぐらいが平均寿命だと、調べたことがあります。
やっとこさの春だから、なんとも言えない雰囲気があるのでしょうか。
自分もお花見でずいぶん、難しいことを考えるようになったなぁ、と思った今年のお花見。
つまり、自分もやっとこさの春ということなのでしょう。