ペンキ塗りたて郵便ポスト。白い部分は手塗り。雨、日照りと戦い続けるポストの赤。
郵便ポストがすごく赤かったんです。真っ赤でツヤツヤしているポストが妙に新鮮で。考えると、駐車禁止の看板やらお店の看板やら、道には赤で書かれた物は多いんです。
(ペンキ塗りたてのポスト。見れたらラッキー?)
けれど、真っ赤って見た事ありますか?
どれもこれも、なんか古ぼけているような。
じゃあ、古ぼけている印象ってどこから来るんだろう?
さび?色褪せ?
赤い色って、白く色がとんだような色褪せをよく見かけるような。
赤をキープするって、大変なのか?
化学のお話?
難しい事は苦手ですが、紫外線で原子レベルで分解されて色が褪せるのだとか。
つまり外で綺麗な赤を見かけたとしたら、それはとても新しいか、塗られたあとか?
何か工夫のあと、という事のようです。
1 郵便ポストという歴史的でアナログな存在。色は手作業で塗り替え。
1871年に初めてできたポストは黒だったけれど、目立つように赤になったとか。
そして、木、鉄、コンクリート。材質も歴史によってさまざまだったと。
コンクリートのポストは戦時中。
鉄不足で、溶かして使うため、軍に回収されたからです。
1871年は、「ペンキ」という単語が初めて新聞に登場したとか。
1871年というのは、ポストにとって特別な年ですね。
ちなみに廃藩置県の年だそうです。
日本で1番古い、でも使われているポストは愛知県の豊川にあるそうですが、この赤色もすっかり褪せて、色がしろみがかって、愛好家によって手塗りされたという記事が。
塗り直しには、当時使われていた塗料、「カシュー」油が使われたそうです。
厚くて、色落ちやサビに強い、漆に似た成分だそうです。
結局、日本古来の塗料、漆が塗料の王である気がしました。
似た構造の、カシューナッツの殻を使った油は、漆塗のような質感を出すのに、あらゆるところに使われているそうです。
ポストを赤でキープし続ける事って、手作業ペンキ塗りで大変な事なのですね。
(上はポスト型のお茶^_^)
ですから、家の近くのポストの色で、真っ赤があったら、すごく珍しい事なのかもしれません。
さらに、赤いポストにある白い文字部分。あれは手塗りだそうです。
塗ってるところが見たいなぁ。
2 SDGs色ポストが万博に向けて大阪府此花区に出現。1番、濃い色で居続けるのは何色か。
色褪せしにくい色は、青だそうです。黒は紫外線に強いですが、光沢がなくなってしまうのは早いそう。
SDGsカラーのポストが出現した此花区。青系のポストの色が長持ちしそうですね。
東京タワーも五年に一度、ペンキ塗りがあって、赤がキープされているとか。
色褪せない赤は、サンタさんの服だけ?という事でしょうか。
郵便ポストの赤がすごく目に入るこの頃でした。
下のジグソーパズル、「郵便局」で検索した物ですが、銭湯と郵便ポストという作品なんです。
意外にポストが主人公になっているものって、そんなに沢山あるわけではないんですね。