食用のチューリップの花びらを買い求めようと調べたら、エディブルフラワーの世界は拡大中でした。
食べられるチューリップって聞いたことがあったと思い、エディブルフラワーの農園や商品を検索。バラ、ベコニア、パンジー、桜。そしてフラワーではありませんが四つ葉のクローバーも食べられるという商品を発見。しかし、チューリップの花びら自体をすぐに購入できる情報には辿り着けずでした。
でも、オランダを中心にエディブルな花びらとして、チューリップは知られているので、そのうち必ずめぐりあえるはずです。
この探しもので、発見したことは、エディブルフラワー(食べられる花)の生産が近年日本各地で盛んになっていることと、種類が増えていること。使い方もバラエティに富んできていることです。
食べられる押し花セットなどもあり、驚きがとまりません。
もう少し早ければ食用チューリップの花びらは変えずとも、チューリップの花びらスイーツには出会えたのかなぁとも思います。
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1 チューリップの散り際
2 古くて新しいエディブルフラワーは、野菜か?
3 「食用」ではなく「エディブル」という表現の魔法
4 エディブルなフラワー商品
5 サラダにもスイーツにもエディブルフラワー。
6 「映えるもの」需要と花
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1 チューリップの散り際
「チューリップは花びらが散る頃、球根に栄養を蓄えます」
と、チューリップ栽培の説明に書いてありました。
花が散ってからが大切というところが、妙に哲学的な、ホッとするような所を感じたのです。
何となく、子育てとか仕事とか、大変な事が一段落すると、「余生」のような表現ができてしまうのが、何とも言えなくて。
その点、植物というのは、永遠を持っているようなところがありますよね。
話しがそれてしまいました。
それで、チューリップが気になっていた所、風で花びらが散り散りにおちてしまいました。
花が散ってもますます青々と葉っぱが上を向いています。
そういえば、「ゆり」科の植物は食べられるものが多いって何かで見たような。
と思って、「チューリップ」「食べる」で検索。「エディブル」とか「食用」というキーワードは全然思い浮かばずで。
すると、オランダとチューリップのつながりや、チューリップが実はトルコあたりが原産である事などがわかりました。そして、オランダで食用チューリップの栽培が多いと書いてあったのです。
いったいどこの部分を食べるのか。さらに幾つか検索の旅をして、サラダに花びらと書いてあるのを発見。
そこから、「エディブルフラワー」というカテゴリーで、食べられる花について驚きが広がっていったのです。
2 古くて新しいエディブルフラワーは、野菜か?
よく考えると、食用菊って、スーパーでパックで見かけるような。
昔、だし味でおひたしを食べたような。いや、あれは野菜か?
そういえば、ブロッコリーのちょっと置いておいて、花が咲きかけを食べたような。
結局、野菜というカテゴリーでよかったのか。
と思えてきました。
日本では江戸時代から菊が一般に食べられており、おかずの一部として成り立っていたので野菜という分類が自然かもしれません。
3 「食用」ではなく「エディブル」という表現の魔法
桜の塩漬けや、菊カステラなど、花を使った昔ながらの食べ物は案外色々あるようです。が、エディブルフラワーのスイーツという位置付けにはなっていません。
上は、八戸名産の菊かすてらです。エディブルフラワー、スイーツというキーワードでは検索できませんでした。菊をキーワードに含めているうちに、検索されたものです。
きっとエディブルフラワーというキーワードでの検索を意識したら、地域の特産品とは別の新しい需要が爆発しそうな予感です。
エディブルフラワーをキーワードとして売り出しているものは、どちらかというと、花束を意識したエレガントな商品が多いように思いました。
これは、野菜というジャンルではしっくりこない、新ジャンルです。
「エディブル」という言葉が、鍵なのだなぁと思います
食用か観賞用かという2択を基本とせず、良いところどりができる新発想です。
4 エディブルなフラワー商品
エディブルフラワーというと、食べられる花を使った何かではなく、花自体が商品です。
野菜ではなく、あくまでも花として商品化されているのです。
色とりどりの花びらを集めたセットから、バラの花びらだけのもの、押し花にして、好きな花を使えるものなどがあります。
こちらは、Amazonで買える「植物工場産」のエディブルフラワーのミックス商品です。
5 サラダにもスイーツにもエディブルフラワー。
花びらたちが実際にどう使われるのか?という点です。
栄養価と彩りに注目して、サラダ。
そのほかに、スイーツに散らす、飲み物に入れるなど、飾り的役割が多そうです。
花びら自体をギフトにという商品もあって、押し花にした商品を一つ一つ食べていくなどもできるようです。
6 「映えるもの」需要と花
花びらの栄養や効果について沢山の説明がありましたが、やっぱり花びらは「映える」。
そこに需要があるのだなぁという結論です。
どうして、花びらを綺麗だと思って、人が近くに置きたがるのか。
花瓶で並べる事よりさらに、食卓の皿の上にどうして花を乗せたいのか。
そもそも人はどうして花が好きなのか、実用性や合理性を超えている何かがあるのかなぁと思います。
バラにサクラ、すみれにストック、とにかく食べれる花は身近に多くあります。