少し上向くEnoのメモ

えのころ草をはじめ、気分が上向く物のカケラ集めのブログです。

観葉植物は、だいたい自分より寿命が長いという件について

自分がそこそこ若くても、育てたい植物の寿命のほうが、だいたい長い案件  

目次

  1. 植物の寿命を気にし始めた訳
  2. 観葉植物の天寿の長さに驚く
  3. 植物を買う事は、植物が育ってきた時間を買う事のようだ
  4. 結論、自分より長生きするはずの植物を買うべきなのか。
  5. パワーをくれる植物と考えたら、のオススメ(幹を一周して寿命一年増)(ドラゴンブラッド)

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1  植物の寿命を気にし始めた理由

だいぶ前の事ですが、ウサギさんを飼いました。ピーターラビットと同じネザーランドドワーフという種類です。1人暮らしをして、約6年間一緒に過ごしました。

ウサギの方が自分より当然早く年をとっていき、長老さまのような年になって、やれる事を全部やっても、月に帰る日が来てお別れしました。

とても寂しく悲しい思いをして、ふと、お別れを考えなくてもよい生き物を飼うことはできないものだろうか?と思ったのです。

当然、再生が可能なクラゲなどの生き物以外で死なない生き物は見つけられません。でも、長生きという観点で見るなら、案外身近なところに悠久の時を生きているのは、植物達だと気づきました。樹齢100年などは、木々の中では若者と言ってもいいぐらいです。

無責任なように思う部分もあるかもしれませんが、育てるなら、自分より長く生きる植物を選んでみるのもよいと思った訳です。何しろ上手に育てれば、長く生きる訳ですから、その後どうするか?という事はあとでゆっくり考えても十分だと思い始めました。

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2 観葉植物の天寿の長さに驚く

観葉植物は、100均にも並んでいるぐらい手軽に安く買えます。それらが一体どれぐらいの大木になったり、どれぐらい長生きできるか。

これは調べて見て驚きました。小さい鉢に入っている可愛い手のひらほどの樹木。例えばミリオンバンブー、ソングオブインディア、ガジュマル、幸福の木、メグスリノキこのような植物•樹木たちは、平気で100年以上。特に、ドラセナ族と呼ばれる多くの観葉植物コーナーの木々たちは、500年生きる可能性だってあるのです!

観葉植物として出回る熱帯の植物たちは、スコールで養分が流された酸性の土壌で、日光の奪い合いに競り勝ちながら、ゆっくり育ち、やがて15メートルを余裕で超えて生き続けることの出来る、最強の樹木達なのです。

何気なく並んでいる小さな植物に、そんなパワーと寿命が秘められているとは知りませんでした。そのような生物の勝ち組ともいうべき方々が、数100円で買えるなんて。。

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3 植物を買う事は、植物が育ってきた時間を買う事のようだ

もし観葉植物が、自分の膝丈まですでに育った状態で売っていたら、それはすでに数年が経過しているという事になります。

ドラセナ族の中でも、ドラセナドラコという種類があります。これは専門の園芸業者さんから、本当に手に入れば幸運というぐらいのものですが、3年ぐらいでは、そんなに大きくなりません。ソコトラ島だけに生えている種類は、持ち出し自体が禁止ですが、100年以上かけないと立派な木の大きさになれません。

それと系統的には近い樹木も観葉植物として売られていますが、いったいどれぐらいの手間と時間をかけて店頭に並ぶか。という事を想像すると、何万円でも、手に入れるのが恐れ多いような気になります。(実際は高くて買えないわけですが)

樹木は芽が出て数センチになるまでにも、草とは違い時間がかかります。樹木を買うという事は、そこまで大きくなった時間も含めて手に入れるという事だと感じるわけです。

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4 自分より長生きするはずの植物を買うか?

すごさをわかった上で、観葉植物を買って見たら、緑で癒される以上のなんとも言えない気持ちになりました。以来、ショッピングモールなどで、緑を添えている観葉植物の種類などが気になるようにもなりました。

植物、特に樹木を飼うときには、育て方の前に、本当はどこでどれぐらい生きられる植物なのかを調べて見るのがオススメです。

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5  パワーをくれる植物 と考えたらのオススメ

(1)來宮神社の楠の木を周る

熱海市にある、來宮神社(きのみやじんじゃ)の楠の木、をまずは一周まわること。一周まわると一年、寿命がのびると言われています。

樹齢2000年以上ですから、日本で少しずつ稲の栽培が広まりつつあった頃、この楠は芽を出したかもしれません。

(2)龍血樹の赤い雫、ドラゴンブラッドを観察する

ドラセナドラコという植物、特にソコトラ島だけに生息する種類は、龍血樹と呼ばれて、木の幹から赤い樹液を流します。これを固めて小さな結晶にしたものは、薬として珍重されて来ました。樹木自体は絶滅の危機に瀕し、持ち出しは禁止ですが、樹液の粒は観光資源であり、ネットでも入手は可能です。何百年も生きた、ソコトラ島だけで育つ木の樹液は、気を浄化する未知のパワーとして、パウダーで売られていたりします。私が調べた限りでは、お値段は、10グラムで1000円と少しといった相場でした。

何しろ希少で、貴重な木の幹を傷つけて得られるものですから、入手しようとせず、画像で見てみるだけでも、特別な気持ちになれることでしょう。